今週は日銀、FOMC、ECBと日米欧の中央銀行イベントがありましたが、概ね事前の市場予想通りでサプライズがなかったこともあって、 残念ながら大きな値動きにはなりませんでした。ポンドドルは来週5/7にBOEがあるのでそれなりに動きがある可能性がありますが、 ドル円、ユーロドルについては、最近大きく下げている新興国通貨でフラッシュクラッシュがなければ、値動きが少ないつまらない展開になりそうです。
ドル円(USDJPY)
トランプ米大統領が新型コロナ感染による被害に対して、中国の武漢ウイルス研究所から流出したものだとして、
中国に対して報復関税を課す可能性を示唆したことで、今後米中関係が悪化していく可能性が高くなってきました。
それでドル円が上がるのか下がるのかよくわからないところがありますが、一応円高要因だとは思います。
しかし、コロナ治療薬「レムデシビル」が認可されたとか、FRBの緩和一辺倒ではないというドル高になりそうな
ニュースもあるようなので単純に円高ドル安になるかというとそうでも無いような気もします。
でもまあ新興国通貨に対する懸念もあるので、買いか売りかと言われれば「リスクオフ」で売りでしょうか。
トランプ氏、対中報復関税を示唆 武漢研究所説「証拠見た」
米、コロナ治療薬「レムデシビル」を緊急認可
FRB、来週から債券買い入れ額を1日80億ドルに減額へ
ユーロドル(EURUSD)
理由はよくわかりませんがユーロドルが強い状況が続いています。4/30のECB理事会が終わったら下がるのかと思ってましたが、更に上がって一時1.10台を付けてます。
金曜日の終了間際には利確と思われる売りが入ったようですが、ECBが追加緩和をすると発表しても上がるなら来週も引き続き堅調な展開になると思われます。
【EU】欧州中銀、資金供給策を拡充 さらなる資産購入の拡大も
ポンドドル(GBPUSD)
来週は5/7(木)にBOEの金利発表と記者会見があるので要注意です。金利はすでに0.10%とこれ以上は下げませんと言っているレートまで下がっているので、
据え置きは確実ですが、その他の追加緩和が行われるかや、BOE総裁の発言が注目されます。もしかしたら「殺人通貨ポンド」らしい乱高下が見られるかも知れません。
来週のトレード方針
ドル円は戻り売り。ユーロドルは押し目買い。ポンドドルは様子見。
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