2016年6月25日土曜日

イギリスは本当にEUから離脱できるのだろうか

イギリスの国民投票でEU離脱が過半数を占め、イギリス国民の意思はEU離脱であることが示されたのですが、これまでEUから脱退した例もなく、そうすんなりと離脱できるわけではなさそうです。

まず第一に、交渉期間が原則2年となっているにも関わらず、10月まで辞めないキャメロン首相が、離脱交渉は次の首相に委ねるとしてすぐに交渉に入る姿勢を示していないことです。

すぐに交渉を開始しないならキャメロン首相は直ちに辞任するべきで、10月まで首相を続けてその間は交渉を開始しないというのは、どう見ても妨害工作でしょう。

また、「英国はなるべく速やかに離脱を」という共同声明を出してますが、EUが本当にイギリスの離脱に対して協力的な姿勢で臨むとは思えません。

誰が次の首相に選ばれるのかわかりませんが、「EUとは交渉した話がつかなかったので離脱できません」ということもあり得るのではないでしょうか。

イギリス国民の意思が離脱である以上、是非とも離脱を実現してもらいたいものですが、今後の成り行きが気がかりです。

EU「英国はなるべく速やかに離脱を」、未練断つ共同声明
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英国のEU離脱とその影響【 緊急リポート 】~「Brexitショック」は日本経済への打撃に~

2016年6月2日木曜日

ドル円は上がって下がってまた上がる

今は6月利上げ期待の後退で少し下がってますが、おそらく今日明日の米指標は事前の予想より良くてドルが買われるでしょう。

6月15日のFOMCで利上げがあるかと言えば無いのでしょうが、6月利上げがなくても「7月利上げ期待」が出てくるので、
利上げ無しで一旦下げてもまた利上げ期待でドルが上がる展開になると考えています。

2016年の米FOMC開催日程

1月26─27日
2日目米東部標準時間午後2時(1900GMT、日本時間28日午前4時)に声明発表

3月15─16日
2日目米東部夏時間午後2時(1800GMT、日本時間17日午前3時)に声明発表

日本時間午前3時半に記者会見
4月26日─27日
2日目米東部夏時間午後2時(1800GMT、日本時間28日午前3時)に声明発表

6月14─15日
2日目米東部夏時間午後2時(1800GMT、日本時間16日午前3時)に声明発表
日本時間午前3時半に記者会見

7月26─27日
2日目米東部夏時間午後2時(1800GMT、日本時間28日午前3時)に声明発表

9月20─21日
2日目米東部夏時間午後2時(1800GMT、日本時間22日午前3時)に声明発表
日本時間午前3時半に記者会見

11月1─2日
2日目米東部夏時間午後2時(1800GMT、日本時間3日午前3時)に声明発表

12月13─14日
2日目米東部標準時間午後2時(1900GMT、日本時間15日午前4時)に声明発表
日本時間午前4時半に記者会見