2015年12月4日金曜日

ECBのしょぼい追加緩和でユーロが急騰、1.055から1.093に

12/3に発表されたECBの追加緩和ですが、事前に期待されたものに比べて内容がしょぼかったので、1ユーロ1.05台ら1.09台に跳ね上がるという大幅なユーロ高になってしまいました。

これで長期的にはユーロ巻き戻しの方向かとは思いますが、まだFRBの利上げネタが残っているので短期的には一旦ユーロ安に振れると思います。

捕まってしまったユーロドルの底Sは12/16のFOMCまでにはなんとかしないとまずそう。

UPDATE 2-米国株式市場=大幅安、ECBの決定に失望 FRB議長は利上げ示唆

2015年12月1日火曜日

ドラギマジックとは

ECB総裁であるマリオ・ドラギ(Mario Draghi)氏が、会見でなにか話す度に何故かEU諸国の通貨であるユーロが暴落することから、ドラギマジックと言われている。
ECBが近年一貫して金融緩和策を金融政策として利下げや量的緩和を行ってきたのも何か関係があるのかも知れない。

GPIFが7兆8899億円の過去最悪の損失、為替ヘッジもしていないもよう

公的年金の積立金を運用している年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、7月から9月までの期間に四半期の赤字額としては過去最悪となる7兆8899億円の損失が出たと発表しました。

厚生労働省は、今回の運用損によってただちに年金額が減ることはないと言ってますが、12月に実施されると言われているFRBの利上げによって国内外の株価が暴落すると、さらに損失が増える可能性が高いですね。

GPIFは国外資産への投資について為替ヘッジしていないようですので、為替が円高に振れた場合その損失は想像を絶するものとなるでしょう。

短期的な株価の上下は仕方ないとしても、為替ヘッジくらいはしてほしいものですね。

誰が運用しているのかわかりませんが、責任とかはとらないのでしょうか。

年金積立金7.9兆円の運用損 世界株安影響、過去最悪
為替ヘッジかけられるが、コメント控えたい=三石・GPIF審議役

2015年11月28日土曜日

来週はECBの追加緩和発表と米雇用統計でユーロ売りか

12/3にECB金融政策発表、12/4に米雇用統計と週後半に重要指標があります。

どちらもドル買ユーロ売りが予想されているので、単純に考えればユーロドルを売っておけばいいようにも思えますが、その前に無理やり上げて売り方のストップを狩りにくることも考えられるので、簡単には行かないでしょう。

ECBの追加緩和については既にいろいろ憶測記事が出されてますが、実際に発表されるECBの追加緩和の内容が期待はずれなら、発表後にはユーロが買われる展開になる可能性も考えられます。

まあ、来週早々から焦ってユーロを売る必要はないと思ってます。売ることは売るのですが。

ECB量的緩和、都市・州発行債追加で2018年下期まで延長の公算

2015年11月26日木曜日

HFがユーロを売ってるらしい

ECBの追加緩和とFRBに利上げで確実にユーロが下がるということなのか。

ドル122円半ば、海外ファンド勢は起死回生のユーロ売り
複数のトレーダーによると、今年これまでの運用成績が芳しくない多くの海外ヘッジファンドは起死回生を狙って、ユーロ売りを活発化させているという。

2015年11月25日水曜日

ECB当局者がロイターに12月理事会に向けた準備会合の内容を漏らす

実際にどんな追加緩和策がとられるのかはまだ決まっていないようですが、通信社に情報を漏らすとかECB当局者の倫理観はどうなっているのでしょうか?

ECB、2段階の中銀預金金利や資産購入対象の拡大検討=関係筋

[フランクフルト 25日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)当局者は、12月の理事会に向けた準備会合で、2段階の中銀預金金利を設定することや、資産買い入れの対象を拡大して都市・州発行債を含めることなどあらゆる選択肢について検討を重ねている。関係者が25日、匿名を条件にロイターに対して語った。

2015年11月21日土曜日

来週のユーロドルは1.06-1.08のレンジと予想

昨日はドラギ発言とかでシュートカバーが食われてしまった感じでしたが、来週まではシュートカバーが続くと予想してます。

上がればECBの利下げ・追加緩和観測が出てきて下げる。下がればシュートカバーで上げるということで、1.06-1.08くらいで上がったり下がったりでしょう。

ドル円も同じような感じで、下がれば利上げ観測の買いで、上がれば利益確定売りということで、122.50-123.50のレジンになるでしょう。

ユーロ売り、ドル買いの本番は12月に入ってから。

ユーロ下落、ECB総裁の追加緩和示唆で=NY外為市場

2015年11月14日土曜日

12/3のECB理事会までは当分レンジかな

12/3のECB理事会で利下げなしならユーロドルが大きく上がると思いますが、それまでは上がっても下げる展開になると予想しています。

FRBが利上げすると言っているので12/16のFOMCでは利上げするのでしょうが、それまでに米国株が下がったらどうなるかというのが問題ですね。
株価暴落でなんとかショックというのがあるかもしれません。

2015年7月6日月曜日

ギリシャ国民投票は緊縮反対多数で確定、チプラス首相が勝利宣言

EU、IMFから求められていた緊縮策を受け入れるかの是非を問うギリシャの国民投票は、「反対」が圧倒的多数を占める驚きの結果となりました。

その結果を受けてユーロが下落してますが、今のところ大暴落という事態にはなっていません。

しかし、チプラス首相は交渉再開に意欲を見せていますが、金融支援の合意は難しくなったので、いついかなる形で問題が噴出してくるかわからなくなりました。

それにしても、ギリシャ国民は大したものです。見くびっていたことをお詫びしたいです。

ギリシャ国民投票:緊縮策否決-チプラス首相は交渉再開に意欲

2015年7月3日金曜日

ギリシャ国民投票では緊縮策「賛成」が多数になるでしょう

なんといっても銀行休業は大きかったですね。

このまま金融支援を受けられなければ、自分の生活に大きな影響が出るということが、誰の目にも明らかになってしまったので、ほとんどのギリシャ国民にとってこの状況で緊縮策に反対するのは難しいでしょう。

「国民」はチプラス首相と違って「闘士」ではないですから、脅しに屈服してしまうのもしょうが無いですね。

今回は債権団の勝利になってしまうのでしょうが、緊縮策の受け入れを国民投票で決めるというのは画期的です。今後、IMFが他の国に銀行にとって都合のいい緊縮策を押し付けるのが難しくなったのは確実です。その意味ではチプラス政権の頑張りは評価できると思います。

そういうわけでとりあえず、ユーロを買っておきましょうか。

2015年6月27日土曜日

まだまだ終わらないギリシャ問題

「合意はする。だがそれを実行するかどうかは国民が決める。」ということか・・・

【要人発言】ギリシャ財務相「明日のユーロ圏財務相会合で合意しない理由はない」
【要人発言】ギリシャ首相「7月5日に債権者との合意事項についての国民投票を実施」

予想される展開としては、

今日(6/27)の会合でほぼ債権者側の案で合意。
合意内容がギリシャ国民とってはあまりに厳しすぎるので7/5の国民投票で否決。

というわけで、来週はデフォルト回避期待でユーロ上昇、再来週の月曜日はギリシャデフォルト確定で大暴落ということになるかも。

2015年6月20日土曜日

来週の月曜はギリシャ問題でグダグダかな

ギリシャ問題についてのEUの緊急首脳会議が22日に開催されることになってますので、来週の月曜はユーロドルはその結論待ちのグダグダな展開になると思います。

もっとも、ギリシャ問題は22日の会合でも結論は出ずに更に先送りになる可能性が高いですが、ここまで来たらいっそ交渉決裂でデフォルト確定してもらったほうが良いように思えます。

ギリシャ問題の結論が出ないとユーロ絡みの通貨ペアはエントリーしにくくてしょうがないです。

ユーロ圏が22日にデフォルト対応協議も、ギリシャの新提案待ち
ギリシャ緊張状態続く、預金流出加速や銀行支援拡大の動き

2015年6月17日水曜日

今日のFOMCではドル安を予想

利上げ観測期待でドルが下がりませんが、

・今日の利上げは無し
・9月利上げを示唆する文言や発言は無し

で一旦ドル安になると思ってます。

というわけで、ドル円ショート、ユーロドルロングがいいのではないでしょうか。

2015年6月5日金曜日

今日(6/5)の米雇用統計はほぼ予想通りだとは思いますが・・・

ユーロが下がってますね。とりあえず、米雇用統計が終わるまではドル高傾向が続きそうです。

私は、当分ユーロドルロング狙いなので、今日は様子見してるしか無いですね。

米雇用統計後にユーロが下がったらユーロドルロングでも良いのかも知れないですが、まあ、慌てずに来週まで待つのが無難でしょう。

2015年5月19日火曜日

「QE拡大」というのは後々まで引っ張られそうなネタだなあ

ECB理事の「QE拡大」発言でユーロが急落してしまいました。

何かユーロ売りになるようなネタを出してくるのではないかと思ってましたが、これは予想外でした。

ユーロが上がるたびに要人発言で「QE拡大」をちらつかされるのは、いつ出てくるのかわからないのでかなり厄介です。


2015年5月16日土曜日

来週も引き続きユーロドル押し目買い狙いですが、ユーロ上昇は一休みかも

金曜日は悪い米指標の三連発で、指標発表前は高かったドルが売られて、ユーロドルが1.1330付近から一気に1.145付近まで跳ね上がるという展開になりましたが、今回のユーロ上昇は大口の機関投資家にとっても想定外のことなのかもしれないと思えてきました。

今のところ大きくユーロが売られるようなネタは出てないですが、来週はロイターやブルームバーグにユーロを売りたくなるようなニュース記事が出てくるのではないかと思ってます。

さしあたり、原油価格の下落やドイツ国債の利回り低下が強調されるといったところでしょうか。

当分、「ロングして気絶してれば、ボロ儲け」というのは間違いないと思いますが、気絶していなければならない時間が長くなる可能性も高そうなので、ポジションを建てるときは高すぎないかをよく考えてから建てたほうが良さそうです。

5月15日の海外株式・債券・為替・商品市場
ギリシャ、5月半ばの公務員給与の支払い完了 約5億ユーロ

2015年5月9日土曜日

米雇用統計はそんなに悪くないという評価らしい

昨日発表された米雇用統計は予想よりは良くなかったものの、まあまあ良かったというのが市場での評価らしいですね。

早期利上げ観測後退でドル買いにもならず、ユーロもそれほど買われるわけではないという微妙な展開になってます。

ギリシャの問題はありますが、今後はユーロドル巻き戻しが本格化すると思われますので、ユーロドル1.12前半なら買って行きたいですね。

米国株は大幅続伸、米雇用統計を好感

2015年5月2日土曜日

来週の米雇用統計まではおそらくドル高

今週末の時点で120円を超えて既にドル高傾向ですが、米雇用統計の発表に向けて更にドル高になると予想してます。
少なくとも発表前までは良い結果が期待されてドルが上がるでしょう。

前回のように予想より結果が悪ければドルが急落しそうですが、予想より良いとなった場合、ドル円で123円台というのもありうるのではないでしょうか。

そうなると今週は高かったユーロですが、来週は逆にかなり値を下げることになるように思えます。

ユーロドルショートで捕まっている人も多いと思いますが、焦って損切りする必要はないと思ってます。

6月利上げの可能性も、雇用統計を注視=米連銀総裁
ギリシャにデフォルト判定せず、IMF返済延滞でも=格付け会社

2015年5月1日金曜日

セルインメイ(5月売り)とは

セルインメイ(5月売り)とは、5月に株を売り、9月の半ばまで相場から離れていろというウォール街の格言、「Sell in May, and go away; don't come back until St Leger day.」からきたもので、 欧米では6月から10月まで夏季休暇の為マーケット参加者が減少すること、ヘッジファンドの決算が5月に集中するため保有していた株を売って利益確定するため、株価が下がりやすいと言われている。

ただし、あらゆる格言がそうであるように現実がどう動くかとは直接関係ないので、5月だから売ると言うのはいくらなんでも無理がある。

Sell in may(セルインメイ)/相場格言
5月、株価は本当に大暴落するかもしれない

2015年4月25日土曜日

来週(4/27-5/1)は月曜日にドルが下がると見せかけて、その後はドルが上がると予想

今週は前半ドル高ユーロ安、後半ドル安ユーロ高という謎の展開でしたが、
来週はFOMCを控えているということもあって、FOMCに向けて米国の早期利上げ観測再浮上でドル高に振れると予想しています。

ただし、木曜日の日銀金融政策決定会合以降は、一旦ドル安でしょうか。

ユーロについては、ユーロ巻き戻しの買いとギリシャのデフォルト問題の売りが交錯して、
いきなり上がったり下がったりする訳の分からない展開になると思っています。

2015年1月16日金曜日

スイス国立銀行の対ユーロ上限撤廃でスイスフランが約4000pipsの暴騰

15日のスイス中銀(スイス国立銀行)が1ユーロ1.2スイスフランの上限を撤廃したことでスイスフランが暴騰、ユーロに対しては約4000pipsの上昇となりました。

これまで対ユーロ上限の維持を表明してきたスイス中銀の突然の発表の背後には、ECBが国債購入を開始すると更にユーロが下落し立ち行かなくなるのを恐れたのではないかとの見方があるようです。

1ユーロ1.2スイスフランを維持するためにスイス中銀がこれまで買ってきたユーロを売るかも知れないですし、ユーロ安は当分続きそうですね。

スイス中銀、フラン高抑制・経済防衛の主要手段を放棄

それはそうとスイスフランが買われてるってことは、金持ちがスイスの銀行に資産を移してるってことなんでしょうね。