2016年12月9日金曜日

[FX]ドラギマジック炸裂!ECBのQE(量的緩和)9ヶ月延長決定、ハト派会見でユーロが暴落

12月8日のECB金融政策発表で2017年3月終了予定となっているQE(量的緩和)が、一ヶ月あたりの買い入れ額は減額されるものの2017年12月まで9ヶ月延長されることが発表されたことから、
為替市場では一時は1.08近辺まで上昇していたユーロが1.06台まで急落した。

また、金融政策発表後に行なわれたドラギ総裁の会見でもハト派的姿勢に終始したため、ユーロは更に売り込まれ一時1.06を割り込む展開となっている。

事前の市場関係者の観測ではQE終了について何らかの言及があるのでは無いかとされ、発表前まではユーロが買われていただけに予想外の展開に大きなダメージを受けた投資家も多かったようだ。

最近は相場に大きな影響を与えていなかったドラギ総裁だが、久々のマジック炸裂でその存在感を示すこととなった。

ユーロ下落、ECB買い入れ延長期間が予想超える=NY市場
ECBは8日の理事会で来年4月から購入規模を毎月600億ユーロに減らす一方、買い入れを来年末まで継続すると表明した。

ユーロ/ドルEUR=はECB理事会終了直後に一時4週間ぶり高値の1.0872ドルまで急伸する場面があったが、直近は1.25%安の1.0618ドルだった。

2016年12月3日土曜日

[経済]ECBの量的緩和終了示唆でユーロが上昇する可能性 #ユーロ円

ロイターの記事によるとECBはが12月8日の理事会で債券買い入れ(量的緩和)の期限延長を決定するものの、いずれ買い入れが終了するという示唆を行うことを検討している模様だ。

量的緩和の期限延長については、2017年3月までとなっている期限を6カ月延長する案が有力だという。ただし、単純な延長では無期限とみられる恐れもあるため、買い入れはいずれ終了するとのシグナルを示す妥協案が討議されているそうだ。

米国との金利差から売り込まれてきたユーロだが、量的緩和終了観測が強まれば急速に買い戻される可能性もある。日銀の金融緩和はほぼ無期限の様相を呈しているので、イタリアの銀行危機が回避されれば今後はユーロ円ロングも面白いかも知れない。

ECBは量的緩和延長へ、いずれ終了との示唆も検討

2016年12月2日金曜日

[FX]イマイチな米雇用統計(NFP)でドル売り #米雇用統計

12月2日に発表された米雇用統計が市場関係者の予想を下回りイマイチだったことからドルは一時が急落した。その後上昇し114円を回復したものの、現在は113円台後半で推移している。

4日に予定されているイタリア国民投票では憲法改正案が否決される見られており、リスク回避のためNYタイム終了まで利益確定売りが優勢になると予想される。

2016年12月1日木曜日

[FX]OPEC減産合意、良好な米指標でドル急騰し一時1ドル114.83円まで上昇

11月30日に開催されたOPEC総会で加盟国が減産に合意したことで原油価格が急激に上昇。また、30日に発表された米指標が良好だったことからロンドンFIXにかけてドルが買われ、1ドル114.50円まで急騰。朝の東京市場で一時1ドル114.83円まで上昇した。その後は、利益確定や輸出企業と見られる売りなどでやや押し戻され114円半ばで推移している。

米国の国債金利が上昇しているにもかかわらず、日本の国債金利は日銀が押さえ込んでおり、このペースでドル高が進行すれば12月14日に予定されているFOMC政策金利発表で、市場の予想通り利上げが実施されれば1ドル125円まで急激な円安ドル高が進む可能性が高い。

OPEC、減産で合意 全体の削減規模めぐる討議なお継続=関係筋
〔マーケットアイ〕外為:ドル114円半ばに押し戻される、利益確定や輸出勢の売りか