為替市場では一時は1.08近辺まで上昇していたユーロが1.06台まで急落した。
また、金融政策発表後に行なわれたドラギ総裁の会見でもハト派的姿勢に終始したため、ユーロは更に売り込まれ一時1.06を割り込む展開となっている。
事前の市場関係者の観測ではQE終了について何らかの言及があるのでは無いかとされ、発表前まではユーロが買われていただけに予想外の展開に大きなダメージを受けた投資家も多かったようだ。
最近は相場に大きな影響を与えていなかったドラギ総裁だが、久々のマジック炸裂でその存在感を示すこととなった。
ユーロ下落、ECB買い入れ延長期間が予想超える=NY市場
ECBは8日の理事会で来年4月から購入規模を毎月600億ユーロに減らす一方、買い入れを来年末まで継続すると表明した。
ユーロ/ドルEUR=はECB理事会終了直後に一時4週間ぶり高値の1.0872ドルまで急伸する場面があったが、直近は1.25%安の1.0618ドルだった。
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