2016年6月25日土曜日

イギリスは本当にEUから離脱できるのだろうか

イギリスの国民投票でEU離脱が過半数を占め、イギリス国民の意思はEU離脱であることが示されたのですが、これまでEUから脱退した例もなく、そうすんなりと離脱できるわけではなさそうです。

まず第一に、交渉期間が原則2年となっているにも関わらず、10月まで辞めないキャメロン首相が、離脱交渉は次の首相に委ねるとしてすぐに交渉に入る姿勢を示していないことです。

すぐに交渉を開始しないならキャメロン首相は直ちに辞任するべきで、10月まで首相を続けてその間は交渉を開始しないというのは、どう見ても妨害工作でしょう。

また、「英国はなるべく速やかに離脱を」という共同声明を出してますが、EUが本当にイギリスの離脱に対して協力的な姿勢で臨むとは思えません。

誰が次の首相に選ばれるのかわかりませんが、「EUとは交渉した話がつかなかったので離脱できません」ということもあり得るのではないでしょうか。

イギリス国民の意思が離脱である以上、是非とも離脱を実現してもらいたいものですが、今後の成り行きが気がかりです。

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