今週はドル円、豪ドル円が9/1からの米中追加関税発動で月曜日の開始当初は一時下げましたが、それほど大きな下げではなく、 その後は、米中協議が行われるということで米中貿易戦争激化懸念が後退し、買い戻される展開となりました。米中関係に関しては、 悪材料が出尽くした格好で、ドル円、豪ドルは10月に予定されている閣僚級協議まで、堅調な相場が続きそうです。 また、ポンドは「合意なき離脱」を阻止する法案が成立し、ションソン首相が要求した議会の解散も否決され、 「合意なき離脱」懸念が後退して大幅に上昇しました。ポンドも当面は買われる展開となりそうです。
ドル円(USDJPY)
米中貿易戦争に関しては、米中両国の報復追加関税が発動しましたが、報復措置も出尽くしたようで、新たな報復措置は発表されていません。
10月にはアメリカで閣僚級協議が行われるということで、米中協議進展への期待からドル円は買われる展開になると思われます。
また、今月9/18(水)のFOMCで利下げが行われると予想されているものの、FRB理事らの発言から考えて利下げ幅は0.25%となりそうなので、
米金利の下げも一服し、その面でもドル高になりそうです。指標も比較的良さそうな消費者物価指数と小売売上高で、今週106.90円台で終えたドル円ですが、
来週は新たな下げ材料がなければ108円台を目指す展開になると予想しています。
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ユーロドル(EURUSD)
9/12(木)のECBで大規模な金融緩和策が打ち出されるということで大きく下げていましたが、最近のECB関係者発言だと市場が期待するほどのというわけでは無さそうです。
ドルも強そうなのでそれほど大きく上げるということは無さそうですが、これまで売られ過ぎた反動で堅調な展開になると予想しています。
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ポンドドル(GBPUSD)
今週再開された英議会でブレグジット延期法案が成立し、ジョンソン首相が出した解散動議も否決されたことで、「合意なき離脱」懸念が大幅に後退しポンドが大きく上げています。
来週9日にも再度議会解散の動議が出されるようですが、野党の反対により可決はほぼ不可能な状況で、ジョンソン首相が強行しようとしている10月31日のEU離脱は困難な状況になってきました。
ポンドなので100pipsや200pipsの押し目はありそうですが、基本的には上げが強くなると予想しています。
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豪ドル円(AUDJPY)
米中貿易戦争激化懸念の緩和と9/3の政策金利発表で金利が据え置かれたことで、豪ドル円は大きく上昇しています。悪材料出尽くしということで当面は上げ基調が続くと思われます。
来週のトレード方針
ドル円、ユーロドル、ポンドドル、豪ドル円すべて押し目買い。
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