今週は米中協議に関連して具体的に追加関税の適用延期や農産物の購入など米中両国が歩みよる姿勢を見せたことでドル円、豪ドル円は大きく上昇しました。 ユーロについては9/12にECBが金融緩和策を発表しましたが、その後は打ち止め感からか反発し、堅調な値動きになっています。 また、ポンドは離脱延期法案が可決されジョンソン首相は提出した解散総選挙の動議も否決されたことで、「合意なき離脱」懸念が後退し大きく上昇しています。
ドル円(USDJPY)
米中協議についてはキチガイじみた強硬派のボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)をクビにしたことでやっと合意に向けて動き出したようです。
米中両国が具体的に歩み寄る姿勢を打ち出してきてますので、今後の進展が期待でき、ドル円は堅調な値動きになると予想しています。
9/18(水)にFOMCで市場関係者がびっくりするような大幅な利下げが行われなければ、
イラン核合意や香港デモも緊張緩和の方向で動いているのでドル円が大きく下げる材料はないと思っています。
ただし、トランプ大統領のツイートや一部通信社によるフェイクニュースもあるのでそれなりの警戒は必要でしょう。
トランプ氏、対中関税を2週間延期 「善意のしるし」とツイート
中国が米農産物の購入奨励、追加関税対象から除外-交渉前に善意
米、北朝鮮・イランで対話進展も=強硬派ボルトン氏解任
ユーロドル(EURUSD)
9/12(木)のECBに金利の引き下げとQEの再開が発表され一時的には大きく下げましたが、その後は大きく戻し、むしろ金融緩和策発表前の水準より上がっています。
これ以上の金融緩和は難しそうであることから、米国の利下げ期待を考えると相対的にユーロドルは上がっていくと予想しています。
ECBがQE再開、マイナス金利0.5%に深掘り 金利階層化も
ポンドドル(GBPUSD)
英議会でブレグジット延期法案が成立し、ジョンソン首相が出した解散総選挙の動議も否決、
EU側から離脱延期を容認するかのような発言もあって「合意なき離脱」懸念が大幅に後退しポンドが大きく上げています。
しかしながら、ジョンソン首相は相変わらず10月31日のEU離脱を主張しているので、結局は「合意なき離脱」になる可能性は残っています。
ポンドが急落する可能性も十分にあると思うので、ポンド買い(ロング)で安心ということはないと思ってます。
好材料は出尽くした感じなので上がったところでは売っていきたいと思っています。
どうなる英EU離脱問題 離脱延期法成立もジョンソン首相の姿勢変わらず…合意なき離脱の可能性高い
豪ドル円(AUDJPY)
米中協議が進展する可能性が高くなっているので、米中協議関連のニュースが出るたびに上昇すると思われます。
豪ドル円はすでに大きく上がってますが、押し目では買っていきたいところです。
来週のトレード方針
ドル円、ユーロドル、豪ドル円は押し目買い。ポンドドルは戻り売り。
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