2019年9月22日日曜日

来週(2019年9月23日~2019年9月27日)のドル円、ユーロドル、ポンドドル、豪ドル円相場予想 #FX #来週の予想

今週は比較的堅調だったドル円でしたが、中国が予定されていた農場視察をキャンセルしたというニュースが金曜日に流れ、 次官級協議が行われていた米中協議に対する懸念から、108円を割り107.50台まで下落しました。 合意に前向きと見られていた米中両国の姿勢がやや後ろ向きになったことで、来週の週明けは米ドル、豪ドルが売られる展開になりそうです。 ポンドは木曜日にEUのユンケル委員長が「合意は可能」とかいういい加減な発言で、大幅に上昇しましたが、金曜日には全戻しになりました。

ドル円(USDJPY)

注目された9/18日のFOMCでは市場予想通り0.25%の利下げということでそれほど大きな値動きにはなりませんでしたが、 今後の見通しがややタカ派ということでドルが買われ株が売られました。ただし、パウエル議長の発言では年内追加利下げにそれほど否定的というわけではなさそうなので、 利下げ期待継続で大きくドルが上げるということにはなりませんでした。しかし、今後も大幅利下げは無さそうなので、当分は大幅利下げ期待で大きくドルが売られるということはないと予想しています。

しかしながら、金曜日には米中貿易戦争懸念が再燃でドル売りとなりました。10月10日頃に閣僚級会議が予定されているので、このまま決裂ということにはならないと思いますが、 あまり楽観できる状況でも無さそうです。大幅利下げ期待はともかくとして、米中貿易戦争懸念でドル売りとなる可能性は残ってます。 米中協議はすぐに結果が出るわけではないので、それほど大きな値動きにはならないでしょうが、当分はトランプ砲や中国当局者の発言で相場が振り回される展開が予想されます。

FRBが0.25%追加利下げ 緩和継続は判断割れる
中国代表団、米農場の視察取りやめ帰国前倒し-貿易協議に暗雲

ユーロドル(EURUSD)

特に大きく動くような材料は無さそうなので、ドルの動向によって相場が動くことになりそうです。来週はドルが軟調そうなので少し上がると予想しています。

ポンドドル(GBPUSD)

相変わらずブレグジット関係のニュースで相場が動く状況が続いています。EUのユンケル委員長の「合意は可能」という発言で木曜日には大幅に上昇したポンドですが、 金曜日にはほぼ上昇前の水準に下がっています。 今後もユンケル委員長やメルケル首相の楽観的な発言でポンドが上る可能性はありますが、 ジョンソン政権によるバックストップ代替案をアイルランドが受け入れる可能性は低そうなので、最終的には「合意なき離脱」になると思われます。 ポンドドルは上がったら売りの戻り売りで良いでしょう。

欧州委員長「合意は可能」、英EU離脱巡り

豪ドル円(AUDJPY)

利下げ前倒し観測が浮上し、米中貿易戦争再燃への懸念が出てきたことから、軟調な展開になると予想しています。米中協議についてはポジティブなニュースもが出てくる 可能性もあるので難しいところです。米中協議の状況がはっきりするまで様子見したほうが良さそうです。

来週のトレード方針

ドル円、ポンドドルは戻り売り。ユーロドルは押し目買い。豪ドル円は様子見。

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