先週金曜日に中国が農場視察をキャンセルしたという話でドル円が下げましたが、その後はそれを打ち消す形の情報が流れ、 ドル円、豪ドル円は堅調な展開となりました。ポンドは議会再開で「合意なき離脱」懸念の後退で、上がると思われましたが、 ジョンソン首相が再三に渡って10月31日には必ず離脱すると言いまくったせいか、結局下がる展開になってしまいました。
ドル円(USDJPY)
一部通信社が中国企業を米国の株式市場から排除するという報道をしてますが、 来週は国慶節(中華人共和国の建国記念日)で10/1から中国が休みということで、 週前半はここぞとばかりに10月第2週から予定されている閣僚級協議に向けて、 アメリカ側から強気の牽制発言は出てくると思われ、週前半は軟調な展開を予想しています。 ただし、金曜日にはおそらく良いと予想される雇用統計があるので、週後半はその期待で買い戻されると思ってます。 輸出企業の円買いドル売りも有りそうということなので、レート的には107円台前半から108円台半ばまでといったところでしょうか。
ユーロドル(EURUSD)
フランスやドイツの経済指標が悪いということで、軟調な展開になってますが、売られ過ぎな印象もあるので、少し買い戻されるのでは無いかと予想しています。
ポンドドル(GBPUSD)
ジョンソン政権による議会閉会は違法という最高裁判決で、議会が再開されポンドが買われると思われましたが、
ブレグジットに対するジョンソン首相の強硬姿勢や「利下げが必要」というMPC委員の発言もあってポンドは下げる展開となっています。
しかし、実際に「合意なき離脱」が確定するのはまだ先と思われますので、当面の悪材料出尽くしということで来週は上がるのではないかと予想しています。
混迷の英議会再開 ジョンソン、野党に不信任提出かEU離脱見守るか二者択一迫る
豪ドル円(AUDJPY)
9/30には中国指標、10/1は政策金利発表発表で利下げが予想され、米中関係悪化への懸念も出ていることもあって、週前半は売られると思われます。
10/1以降は米中関係に関するニュース次第ですが、買い戻されると可能性が高いと予想してます。
来週のトレード方針
ドル円、ユーロドル、ポンドドル、豪ドル円すべて押し目買い。(週前半に下がったところをロング)
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