今週はドル円105円割れも時間の問題かと思われたところで、米国が9/1から中国への関税を一部延期(12/15まで)すると発表し、 107円近くまで急反発し、ドル円の突っ込みショーターが焼かれる涙なしでは語れない展開となりました。その後、中国側が強硬姿勢を 崩さなかったため反落しましたが、金曜日もドル円は106円台で終わり、今後米中関係改善につながる何らかの動きが出れば、ドル円の急騰もあり得るでしょう。
ドル円(USDJPY)
米国が9月1日からの中国への関税を一部延期したことから、中国側からの譲歩は今のところないものの、米中協議進展への期待が高くなっています。
最近のトランプ大統領のツイートから考えると、中国からの譲歩がない場合は、米国が更に譲歩するのではないかと思われます。
また、8月22-24日に開かれるジャクソンホールシンポジウムに向けて金融関係者の発言が多くなり、それらの発言でFRBが大幅金融緩和には割と消極的で、
他の国がさらなる金融緩和に積極的な姿勢が明らかになれば、それもドル買い材料になると思われます。
今は上値は重いかも知れませんがすでにドル円は上げのターンに入っていると考えています。
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ユーロドル(EURUSD)
9月のECBで大規模な金融緩和策が打ち出されるとの観測から大きく下げたユーロですが、ドイツが「財政均衡ルールを撤廃する」という報道でやや持ち直しています。
1.10後半と変わり売り込まれた状態なので、売りでは入りたくない状況です。
ユーロが一方的に下げるということもないでしょうから、1.10を割ったら短期的な買いで入るのもありだと思います。
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ポンドドル(GBPUSD)
ブレグジットに関しては「合意なき離脱」以外はありえないのでしょうが、根拠の薄い希望的観測のニュースでポンドが急反発することも十分あり得ます。
英国議会が始まれば、要人発言で乱高下することも考えられますので、「殺人通貨ポンド」には売りも買いも注意が必要でしょう。
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豪ドル円(AUDJPY)
米中貿易戦争懸念や利下げで下げてきた豪ドルですが、やや米中貿易戦争懸念が弱まったことから、下げ止まる傾向となっています。
米中協議次第では急騰もあり得ると思われます。どちらか言えば買って行きたいところです。
来週のトレード方針
ドル円は買い。ユーロドルは様子見。ポンドドルは戻り売り。豪ドル円は押し目買い。
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