今週はドル円、豪ドル円は米中貿易戦争懸念がやや織り込まれて回復してきたところを、メキシコに不法移民を取り締まらないという理由でメキシコに制裁関税をかかるという 新たなトランプ砲で急落するという壮絶な展開になりました。ユーロやポンドでもネガティブな材料が多いので、来週もドル円、クロス円のロング勢にとっては厳しい状況が続きそうです。
ドル円(USDJPY)
今週は米中貿易戦争懸念で下がったところからやや回復してきたところを、トランプ大統領のメキシコに対する制裁関税発言で、反転急落するロンガー絶叫の展開になりました。
中国がアメリカの関税引き上げに対する報復関税を発表していることもあって、週明けは更に下げそうですが、メキシコに対する制裁関税は米産業界からの反発もと強いですし、
次第にトーンダウンしていくのではないでしょうか。それに伴って、週後半は買い戻されていくと予想しています。米雇用統計の発表もありますから。
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ユーロドル(EURUSD)
今週はイタリア財政懸念で下げて、金曜日には少し買い戻される展開でしたが、6/6(木)の欧州中央銀行(ECB)政策金利はハト派的な内容になると思われるので、
軟調な状況が続くと予想しています。6/6以降は買い戻しも入ると思われるので週後半は買いも有りかと思っています。
ポンドドル(GBPUSD)
メイ首相の辞任に伴い後任の保守党党首選びが本格するわけですが、最有力候補が離脱強硬派のボリス・ジョンソン前外相の「合意なき離脱」への前向きな発言で、
ポンド売りが続くと思います。金曜日は少し買い戻されましたが、また売り直されると予想しています。また、要人発言で乱高下ということもありえるでしょう。
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豪ドル円(AUDJPY)
米中貿易戦争激化懸念や6/4(火)の豪準備銀行政策金利発表での利下げ観測があるので、
週明けは上がりにくい状況が続きそうですが、6/4以降は買い戻しが入るのではないかと考えています。
来週のトレード方針
ドル円は押し目買い、ユーロドルは戻り売り、豪ドルは押し目買い、ポンドドルは戻り売り。
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