2019年6月29日土曜日

来週(2019年7月1日~2019年7月5日)のドル円、ユーロドル、ポンドドル、豪ドル円相場予想 #FX #来週の予想

今週は週前半は米利下げ期待やイラン情勢、トランプ大統領が日米安保破棄に言及したということで、ドル安となっていましたが、 週後半はFRB理事による早期利下げ牽制発言や米中合意への期待から上がるという、先週の予想とは逆の展開になってしまいました。 今日(6/29)に行われた米中首脳会談で、米中協議再開と米国は新たな追加関税を課さないと報じられており、 週明けはドル円、豪ドル円が大きく買われることになりそうだ。

ドル円(USDJPY)

金曜日にはすでに米中首脳会談への期待から上がっていましたが、6/29に行われた米中首脳会談で、 米中協議再開と米国は新たな追加関税を課さないということで合意したということなので、週明けからドル円は買い戻される展開になりそうです。 FRBの要人による市場関係者の早期利下げ期待対する牽制発言も出ていますし、7月利下げ観測の後退で円安ドル高になると予想しています。

米中首脳会談、通商協議再開で同意 貿易戦争打開に向け

ユーロドル(EURUSD)

米中首脳会談の結果を受けてドル高になると思われるので、ユーロドルは下がると予想しています。 FRBの緩和姿勢がやや後退したと見られていることから、金融政策の面からも売られる傾向が強いと思われます。

ポンドドル(GBPUSD)

ユーロドルと同様に米中首脳会談の結果を受けてドル高になると思われるので、ポンドドルは下がると予想しています。 米中首脳会談の結果が織り込まれた後は、次期首相と目されているジョンソン前外相が「合意なき離脱」に否定的な発言をしたと報じられていることから 「合意なき離脱」懸念は後退し買い戻される展開になりそうです。

豪ドル円(AUDJPY)

米中首脳会談の結果を受けて、これまで売られていた豪ドル円は急激に買い戻されそうです。週明けから大きく上げそうです。

来週のトレード方針

ドル円は買い、ユーロドルは売り、ポンドドルは押し目買い、豪ドルは買い。

2019年6月23日日曜日

来週(2019年6月24日~2019年6月28日)のドル円、ユーロドル、ポンドドル、豪ドル円相場予想 #FX #来週の予想

今週はFOMCでFRBが利下げこそしなかったものの「利下げ示唆」ということで、ドルが大きく売られる展開になりました。 欧米の中央銀行が金融緩和に姿勢転換する中で、日銀はこれ以上の金融緩和の余地はないと見られており、 今後ドル円、クロス円は調整的な反発はあるものの基本的に円高傾向になりそうです。 G20大阪サミットを控えた来週がドル円ロングの最後の損切りチャンスになりそうです。

ドル円(USDJPY)

6/19のFOMC政策金利発表でFRBが「利下げ示唆」、日銀は「現状維持」ということでドル円は基本的に売られる(円高になる)方向性がはっきりした思われます。 ただし、来週はG20大阪サミットで米中首脳会談が予定されていますので、米中合意についての希望的観測、また利下げ観測にともない株価が上昇することによって、 ドルが若干買い戻されるのではないかと考えています。G20サミット後は米中決裂で中国への追加関税と中国による報復が予想され、 大幅な円高になりそうなのでロングを処分するなら来週が最後のチャンスになると思われます。

G20大阪サミットで米中首脳会談へ 貿易戦争、両者がもつ切り札は?

ユーロドル(EURUSD)

米FRBが利下げ姿勢を鮮明にしたことで、欧州中央銀行(ECB)も緩和姿勢を見せているものの、 今はFRBの利下げのほうがインパクトが強そうなのでユーロドルは買われる展開になりそうです。 ただし、7/25に次回のECB政策金利発表が予定されていて、そこでECBが何らかの金融緩和策を打ち出してくると期待されることも考えられるので、 一方的なユーロ高にはならないと予想しています。

ポンドドル(GBPUSD)

イギリスの次期首相を決める保守党党首選では離脱強行派のジョンソン前外相がトップ独走で、「合意なき離脱」への懸念が高まっていますが、 FRBが利下げ姿勢に転換したことでユーロドルと同様にポンドドルも上昇しています。 党員投票によって最終的に次期首相が決まるのは7/23日ということなので、しばらくはポンドドルは堅調な展開が予想されます。

英保守党党首選、ジョンソン氏とハント氏で決選投票へ 7月下旬に新首相決定

豪ドル円(AUDJPY)

7/2(火)にRBAの政策金利発表が予定されており利下げ観測で軟調な展開になりそうです。 また、G20サミットで米中首脳会談が予定されていますが、米中貿易戦争は収まりそうもないので、再来週は大きく下げる可能性が高いと思われます。 G20サミットへの期待で少しでも上がるようなら、売っていきたいところです。

来週のトレード方針

ドル円は週前半はは押し目、週後半は売り、ユーロドルは買い、ポンドドルは買い、豪ドルは売り。

2019年6月15日土曜日

来週(2019年6月17日~2019年6月21日)のドル円、ユーロドル、ポンドドル、豪ドル円相場予想 #FX #来週の予想

今週はメキシコへの制裁関税の無期限延期を受けてドル買いで始まりましたが、香港での「逃亡犯条例」に反対する大規模デモによって、 地政学的リスクが意識されドル円は上値が重い展開になりました。特に豪ドル(AUD)、ニュージーランドドル(NZD)が売られ、豪ドル円は大幅に下落しています。 香港政府は「逃亡犯条例」の延期を発表していますが、デモは収まるかどうかは不透明で、中国政府の対応次第ではさらなる混乱も予想されます。

ドル円(USDJPY)

6月19日(水)に予定されているFOMC政策金利発表とパウエル議長会見に向けての相場になります。市場関係者は利下げは無いが、 利下げに向けて何らかの地ならしがあるのではないかと期待されており、発表前まではドルが上がりやすい状況になると予想しています。 しばらくご無沙汰となっている、109円台への上昇もあるかもしれません。発表後は、ドル円については利下げに対する期待が低下しても金利上昇からドル高に、 利下げ期待が高まって株価上昇からドル高になるのではないかと考えています。 ただし、6月28日から始まるG20サミットに向けてトランプ大統領がツイートしまくると思うので、それが下げ材料になることも考えられます。 まあ、米中首脳会談は無いのかもしれません。

トランプ氏、中国習主席がG20で会談に応じるかは「重要ではない」
米、中国介入なら制裁検討も=香港デモ対応でけん制

ユーロドル(EURUSD)

取り合えず大きな下げ材料はなさそうですが、ドルが買われる状況になっていることから、軟調な展開になりそうです。何らかの理由で上がったら売りで入りたいと思っています。

ポンドドル(GBPUSD)

党党首選の1回目の投票で離脱強硬派のジョンソン前外相が114票と2位以下を大きく引き離してトップに立ったことで、 「合意なき離脱」への懸念が高くなっているので、ポンドが上がる要素は殆どないと考えています。ドルが買われるよ予想されると考えられることから、 今週に引き続き下落傾向が続くと予想しています。

英与党党首選、ジョンソン氏が初回首位 7人が2回目へ

豪ドル円(AUDJPY)

香港政府が「逃亡犯条例」改正の延期を発表したことで一旦は買い戻される展開になると思われます。ただし、「延期」でデモが収束するのかどうなのかは不透明なので、 今後の展開には注意が必要だと思います。香港政府は弱腰でも、背後にいる中国政府が容疑者の引き渡しを諦めるとは思えません。 また、G20サミットで米中間で合意が成立するとは到底思えないので、上昇したとしても上値は重い状態が続くと予想されます。

香港デモ、週末に再び大規模行進 警察は11人拘束発表
香港政府が「逃亡犯条例」改正延期発表

来週のトレード方針

ドル円は買い、ユーロドルは戻り売り、豪ドルは戻り売り、ポンドドルは売り。

2019年6月8日土曜日

来週(2019年6月10日~2019年6月14日)のドル円、ユーロドル、ポンドドル、豪ドル円相場予想 #FX #来週の予想

今週は雇用関係の米指標が非常に悪かったことからドル円が急落したものの、 その後の利下げ期待の高まりによって株価が上昇しドル円も持ち直すという、突っ込みショートが焼かれる展開になりました。 株価が上昇していることから、来週もドル円やクロス円などこれまで売られてきた通貨ペアが買い戻される状況が続きそうです。

ドル円(USDJPY)

移民問題を理由で制裁関税をかけるとしていたトランプ大統領ですが、メキシコとの合意が成立し制裁関税は無期限延期となりました。 また、中国も習近平主席が「トランプ氏は友人」などと発言しており、米中貿易戦争への懸念が緩和されるのではないかという期待から、 週前半はドルが買い戻されると予想しています。また、雇用関係の指標は悪かったのですが、来週発表される消費者物価指数が意外と良いという可能性も有ります。 その場合は、利下げ期待の後退、株価急落、ドル売りということも考えられます。

トランプ大統領「メキシコ制裁関税、無期限延期」
中国習主席「トランプ氏は友人」米中貿易摩擦の中

ユーロドル(EURUSD)

ECBのドラギ総裁が欧州経済について意外と強気な姿勢を見せたことや、米FRBの利下げ観測が強くなっていることもあって、ユーロドルは堅調な展開になっています。 FRBへの利下げ期待はしばらく続きそうなので、当面はユーロドルが堅調に推移すると予想しています。ただし、 ドイツのメルケル政権崩壊懸念やイタリア財政問題も浮上してきていますので、あまりロングでは入りたくはないのが正直なところです。

ポンドドル(GBPUSD)

買い戻しと思われる上昇が続いてますが、10日に立候補の受付が始まることから、ブレグジットの行方を左右する次期首相選びが本格化してくると思われるので、 ヘッドラインで急落することも考えられます。依然として難しい相場になると予想しています。それにしても結果が発表されるのが7月22日とは気の長い話ですね。

メイ英首相、保守党の党首を辞任 次期党首決定まで首相は継続

豪ドル円(AUDJPY)

米国がメキシコと合意したことで世界的な貿易戦争懸念が後退、6月4日に利下げも行われたためすぐに再利下げは無いと思われることから、 豪ドルは買い戻されると予想しています。米中貿易戦争への懸念はありますが、76円台を回復する展開になるのでないでしょうか。

来週のトレード方針

ドル円は買い、ユーロドルは戻り売り、豪ドルは買い、ポンドドルは様子見。

2019年6月1日土曜日

来週(2019年6月3日~2019年6月7日)のドル円、ユーロドル、ポンドドル、豪ドル円相場予想 #FX #来週の予想

今週はドル円、豪ドル円は米中貿易戦争懸念がやや織り込まれて回復してきたところを、メキシコに不法移民を取り締まらないという理由でメキシコに制裁関税をかかるという 新たなトランプ砲で急落するという壮絶な展開になりました。ユーロやポンドでもネガティブな材料が多いので、来週もドル円、クロス円のロング勢にとっては厳しい状況が続きそうです。

ドル円(USDJPY)

今週は米中貿易戦争懸念で下がったところからやや回復してきたところを、トランプ大統領のメキシコに対する制裁関税発言で、反転急落するロンガー絶叫の展開になりました。 中国がアメリカの関税引き上げに対する報復関税を発表していることもあって、週明けは更に下げそうですが、メキシコに対する制裁関税は米産業界からの反発もと強いですし、 次第にトーンダウンしていくのではないでしょうか。それに伴って、週後半は買い戻されていくと予想しています。米雇用統計の発表もありますから。

トランプ氏の制裁関税方針、メキシコや産業界から強い反発
中国、米に報復関税 600億ドル分、最大25% 「不信企業リスト」作成
中国「レアアース輸出規制」で米国に対抗か? 過去、日本に同じ措置も“脱中国”に成功

ユーロドル(EURUSD)

今週はイタリア財政懸念で下げて、金曜日には少し買い戻される展開でしたが、6/6(木)の欧州中央銀行(ECB)政策金利はハト派的な内容になると思われるので、 軟調な状況が続くと予想しています。6/6以降は買い戻しも入ると思われるので週後半は買いも有りかと思っています。

ポンドドル(GBPUSD)

メイ首相の辞任に伴い後任の保守党党首選びが本格するわけですが、最有力候補が離脱強硬派のボリス・ジョンソン前外相の「合意なき離脱」への前向きな発言で、 ポンド売りが続くと思います。金曜日は少し買い戻されましたが、また売り直されると予想しています。また、要人発言で乱高下ということもありえるでしょう。

【解説】 次のイギリス首相は誰 立候補者の顔ぶれ

豪ドル円(AUDJPY)

米中貿易戦争激化懸念や6/4(火)の豪準備銀行政策金利発表での利下げ観測があるので、 週明けは上がりにくい状況が続きそうですが、6/4以降は買い戻しが入るのではないかと考えています。

来週のトレード方針

ドル円は押し目買い、ユーロドルは戻り売り、豪ドルは押し目買い、ポンドドルは戻り売り。