新型コロナウイルスの感染拡大で更に売られるかと思われたドル円ですが、2/3(月)の1月ISM製造業景況指数を機に上昇、 週後半には一時110円を回復するという、ドル円ショート勢にとっては厳しい展開となりました。しかし、米雇用統計が良かったにも関わらず発表後は反落し、 110円台を超えて上昇するのは難しいという印象を与える結果となりました。
ドル円(USDJPY)
新型コロナウイルスについては有効な治療薬が見つかったとかワクチンを開発してるとか前向きなニュースもちらほら出ていますが、
感染拡大は続いていますので、その懸念から週前半は一旦下げ、その後は米指標(CPI、小売売上)が良いという期待から上げに転じるのではないかと予想しています。
また、2/11(火)。2/12(水)のパウエル議長の証言で新型コロナウイルスによる米経済への悪影響に言及される可能性もあるので、利下げ観測が強くなる可能性があります。
そのことからも週前半は上値が重い展開になりそうです。
ユーロドル(EURUSD)
先週末は大きく上がったユーロですが、ドルが上昇したことも合って今週は下げ続ける展開になりました。2/7(金)に発表されたドイル、フランスの指標もよくありませんでした、
来週のドイツ指標(CPI、GDP速報値)も悪いと思われるので、さらに下落は続きそうです。
ポンドドル(GBPUSD)
今週はブレグジット後のEUとの関係に懸念が出ていることからポンドは大幅に下がる展開になりました。しかし、来週の2/11(火)に多くの重要指標の発表があるので、
それに向けて一旦は上昇するのではないかと考えています。指標はでは上昇しその後はまた下がるというイメージです。
豪ドル円(AUDJPY)
新型コロナウイルスへの懸念後退で一旦は上昇した豪ドルですが、週後半には再び売られ安値更新となりました。ただし、来週は2/12(水)にRBNZの政策金利発表があって、
金利据え置きが予想されていますので、同じオセアニアの豪ドルもそれに引っ張られて上がるのではないかと予想しています。下がったら買いたいと思っています。
来週のトレード方針
ドル円は週前半は売りで週後半は買い。ユーロドルは戻り売り。ポンドドルは週前半は買いでその後は売り。豪ドル円は押し目買い。
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