今週はブレグジット新合意案の採決が保留となったことで週明けの東京タイムは下げましたが、 欧州タイム、NYタイムでは「合意なき離脱」はほぼなくなったとの見方が強まり、上昇ポンドドルは一時1.30を超える展開となりました。 その後は、ロング勢の利食いなのか、また別の理由なのかはわかりませんが、下げる展開となって金曜日は1.28台前半で終わっています。 来週はジョンソン首相は依然強く主張する10/31の離脱期限を迎えますが、EU側は期間は明らかになっていないものの既に離脱延期を認めると発表しているので、 残念ながらポンドが大きく下がることは無さそうです。
ドル円(USDJPY)
来週は10/30にFOMC、10/31に日銀、11/1に米雇用統計とドル円相場に影響を与えそうな重要指標がいくつもあります。
これまで相場を大きく動かしてきた米中協議は順調なようなので、あまり材料にはならなそうですが、
これらの指標で相場が動く可能性があります。中でも10/30のFOMCは重要でその後の相場展開を大きく左右すると思います。
最近の米指標はあまり良くないので利下げもあるのでは無いかと考えていますが、現状維持も十分有りえますので難しいところです。
まあ、ドル円は比較的堅調に推移すると予想しています。
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ユーロドル(EURUSD)
ブレグジットは結局延期になりそうで、ECBの金融緩和の打ち止めという事で大きく下げることは無いでしょうが、 EUの中心であるドイツの経済状況が悪そうなので大きく上がることも無さそうです。 米中協議の進展でドルが強そうですので、相対的に軟調な展開になるのではないでしょうか。 /p>
ポンドドル(GBPUSD)
ジョンソン首相は依然として10/31のEU離脱を主張していますが、英議会の状況やEU側の延期容認姿勢から考えると、
現時点ではEU離脱(ブレグジット)は合意有り無しに関わらず当分実現しそうも無いと考えざるを得ません。
来週は、EUの離脱延期承認やジュンソン政権要人の10/31の離脱断念のニュースで、
ポンドドルは1.30くらいまで上がる展開になると予想しています。
ただし、「合意なき離脱」が100%無いかというと、いまいちよくわからないところもあるので、10/31にかけてポンド急落への警戒は必要だとは思っています。
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豪ドル円(AUDJPY)
米中協議は順調ということで、これまでは米中貿易戦争激化懸念で売られてきましたが、今後は買い戻しの動きが強まると予想しています。
単純に買っていっても良い考えています。
来週のトレード方針
ドル円は押し目買い。ユーロドル、ポンドドルは戻り売り。豪ドル円は買い。
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