今週はイギリスとEUがブレグジット新協定案に合意したということで、ポンドが大幅に上昇しました。 金曜日には議会採決も僅差で可決される見通しというFTの報道で、更に上昇しポンドドルは1.29後半で取引を終えています。 しかし、19日(土)の英国議会で合意案の採決が保留となったことで、「合意なき離脱」懸念が再燃し、21日(月)には大きな下窓になると予想されます。 来週はポンドロンガーにとって悪夢の展開となりそうです。
ドル円(USDJPY)
ブレグジット関連のポンドの乱高下でドル円はすっかり影が薄くなっています。 米中協議では好材料も悪材料のあまり出てこ無さそうなので、大きな値動きは無いと思います。 下がったら買って、上がったら売るということで良いと思います。
ユーロドル(EURUSD)
週前半は英議会が新合意案の採決を延期したことで、合意期待で上がっていたユーロも下がると思います。 週後半は10/24(木)のECB理事会でさらなる金融緩和が行われるかどうかによると思いますが、 前回のECBでも異論がかなり出ていたことが明らかになってますので流石にこれ以上の金融緩和は難しいでしょう。 比較的堅調な展開になるのでは無いでしょうか。ただし、ドラギ総裁のラストステージですので油断は禁物です。 これで最後ということで更になにかやってくる可能性もあると思われます。
ポンドドル(GBPUSD)
金曜日時点では新合意案が僅差で可決の見通しということで上がっていいたポンドですが、土曜日の議会で採決そのものが保留となったことで、
法律に従って形ばかりの延期申請は行われましたが、
EUのユンケル委員長やフランスのマクロン大統領は先週時点で更なる延期な無いと明言していますので、
EU側はこれに応じることは無いでしょう。月曜日の取引開始からポンドドルは急落すると予想しています。
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豪ドル円(AUDJPY)
特に重要な指標もないので、大きな値動きは無いと思いますが、ポンドの下落に釣られて下がる可能性があります。どちらかといえは売りでしょう。
来週のトレード方針
ドル円は押し目買いに戻り売り。豪ドル円は売り。ユーロドル、ポンドドルは売り。
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