今週は、当初は堅調だったドル円と株価が、中国武漢を中心に感染が拡大している新型肺炎ウイルス(コロナウイルス)に対する懸念から急落しました。 1/25から1/31までの春節(中国の旧正月)の期間に、帰省や観光などで中国国内や日本などの国外に多くの中国人が移動するため、 さらなる感染拡大が予想されていて、来週の市場でもドル円や株価に対する大きな懸念材料になりそうです。
ドル円(USDJPY)
中国で感染の拡大が続いている新型肺炎ウイルスへの感染者が米国でも確認されたことで、ドル円やダウが下がっています。
まだ問題が表面化したばかりですので、しばらくは、下げ基調が続きそうですが、
「感染してもそれほど致死率が高くない」とか、「新型肺炎ウイルスに有効な治療薬が見つかった」などという報道があると
急激に買い戻されることになると思います。突っ込んで売ると底値ショートになる可能性が高そうです。
1/29にFOMCがありますが、今回は金融政策の変更は無いでしょうから、あまり材料になるとは思っていません。
新型肺炎、死者41人に 患者1200人突破―中国:時事ドットコム
新型肺炎感染者900人超 アメリカでも2人目の感染者(20/01/25)
ユーロドル(EURUSD)
1/23のECB後のラガルド総裁の発言が意外とハト派的な内容だったことから、ユーロが売られました。
これまでの緩和的な金融政策が見直されるのかと思ったら、利下げを含めて更に金融緩和をすすめる方向性のようです。
欧州指標はやや改善しているようですが、当面軟調な展開が続くと予想しています。
ポンドドル(GBPUSD)
ブレグジット関連にはあまり反応しなくなりましたが、来週1/30のBOEで利下げがあるかどうかの思惑で乱高下しています。
投機筋も元気に参入しているようですので、ファンダ的には下げ方向かとは思いますが、必ずしも下げるとは限りません。
来週も方向性がよくわからない乱高下が続くと予想されますので、様子見するのが良いように思えます。
豪ドル円(AUDJPY)
新型肺炎ウイルスの感染拡大で中国経済の減速は避けられないという見方が強くなっていますので、
中国経済に大きく依存するオーストラリアの通貨である豪ドルも売られることになりそうです。
ただ、新型肺炎ウイルスの影響がどこまで深刻なのか怪しい面もあるので、売りで入るのも危険な感じがします。
むしろ、大きく下がるようなことがあったら押し目買いで入りたいと思っています。
来週のトレード方針
ドル円、豪ドル円は押し目買い。ユーロドルは戻り売り。ポンドドルは様子見。
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