今週はFRBの大幅利下げ観測の後退からドル円は堅調でした。GDPも市場予想より良くドル円は上げましたが109円には届かず、 7/31のFOMCに対する警戒感が感じられました。
ドル円(USDJPY)
7/30に日銀金融政策決定会合、7/31にFOMCが予定されているので、日米金利差縮小への思惑から円高になると予想しています。
FOMCでは0.25ポイントの利下げになるのでしょうが、フォワードガイダンスやパウエル議長の記者会見でさらなる利下げ示唆されるかどうかによって
その後の展開は大きく変わりそうです。最近発表された経済指標はそれほど悪くないことから、連続利下げは否定される可能性が高いと思っています。
下がったところでは買いたいと思っています。
ユーロドル(EURUSD)
利下げすらあるのではないかと予想されていた7/25(木)のECBですが、結局据え置きで一時大きく上昇したユーロドルですが、金曜日は下げる展開となりました。
記者会見ではドラギ総裁はハト派的な発言をしていましたが、具体的に金融緩和策について話し合いが行われているわけでは無いようです。
週前半はFOMCでの大幅利下げ期待で買われる展開になると予想しています。FOMCで大幅利下げがなければまた売られるでしょうが。
ポンドドル(GBPUSD)
「合意なき離脱」も辞さないという強硬派のボリス・ジョンソン新首相就任で、「合意なき離脱」はほぼ確実になりました。
悪材料出尽くしで上る可能性もありますが、普通に考えれば下がると思っておいた方が良いでしょう。要人発言などで上がったら売りで良いと思います。
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豪ドル円(AUDJPY)
過去最低の1%まで金利が下がってますが、RBAがこれから先更に利下げするだろうという予測が出ていて、あまり上げは見込め無さそうです。
米中協議進展で上がったら売りで良いと思います。
来週のトレード方針
ドル円、豪ドル円、ポンドドルは戻り売り、ユーロドルは週前半は買い、後半は売り。