今週も先週に引き続き米中協議に関するヘッドラインで相場が動く展開になりました。 米国の追加関税と中国の報復発表で米ドル、豪ドルが週明けから大きく売られ、 トランプ大統領が口からでまかせツイートで市場沈静化を図るも、中国の強硬姿勢で米ドル、豪ドル、株が売られる展開が続きました。 金曜日には売られ過ぎの反動でドル円が110円まで戻してますが、しばらくは上値が重い状況が続きそうです。
ドル円(USDJPY)
米中貿易戦争関係の材料はほぼ悪材料は出尽くした感じですが、基本的に米中合意は無理そうということで、
当面は上がりにくいと予想していますが下値も堅そうですので、しびれを切らしたショート勢のショートカバーで一時的に上げることも考えれます。
レート的には109円台後半から、110円半ばくらいのレンジになると予想しています。
【解説】 米中貿易戦争で敗れるのは誰か
ユーロドル(EURUSD)
5/23の欧州選挙でEUに懐疑的な極右勢力が勢力を伸ばすと予想されていて、それまでは軟調な展開になると思います。
ただし、選挙後は買い戻しで一旦反発する予想しています。もし、1.12を超えてくるようなら売るのが良いのではないかと考えています。
ドル上昇、欧州議会選めぐる懸念がユーロ圧迫=NY市場
ポンドドル(GBPUSD)
5/23の欧州議会選挙での離脱強硬派「ブレグジット党」の躍進予想やメイ首相の辞任問題で、今週も大きく下げたポンドですが更に下がると予想しています。
しかしながら、すでに大きく下げているので売りでは入りにくいですし、買いで入るとしても5/23までは待ったほうが良いでしょう。
EU離脱巡る英与野党協議が決裂、先行き再び不透明に - ロイター
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「泥沼の女」メイ英首相、6月に4度目の採決後に辞任 EU離脱の見通し立たないまま
豪ドル円(AUDJPY)
米中貿易戦争激化に加え、総選挙での労働党勝利が懸念されて大きく下げていましたが、米中貿易戦争の悪材料出尽くし、
総選挙では保守連合優勢ということで、買い戻しが入りそうです。ショートカバーで大きく上がると予想しています。
豪総選挙 保守連合優勢 モリソン政権続投か
来週のトレード方針
ドル円は押し目買い、ユーロドルは売り、豪ドルは買い、ポンドドルは様子見。
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