今週は米中協議進展期待、株価上昇、米雇用統計への期待、本邦勢による期初のドル買いなどもあってドルが強い展開となりました。 また、ポンドは相変わらずブレグジット関連の思惑で乱高下していますが、依然として合意案の議会承認のめどが立たないことから金曜には大きく下げました。
ドル円(USDJPY)
今週は米中協議進展と報じられていましたが、ここに来て米中協議難航という報道が出ています。本邦実需勢のドル買いは依然として続くと思いますが、
上値は重くなりそうです。ダウ平均株価も史上最高値に近づいて上げにくくなっていることもあって、111台後半まで上げてきたドル円ですが、112円前後で上げ止まる可能性が高そうです。
111.30から112.10くらいのレンジ相場を予想しています。
ユーロドル(EURUSD)
4/10のECBが大きな材料ですが、前回がハト派姿勢でしたので、今回もハト派的な内容になるでしょう。依然として欧州の景気減速懸念から軟調な展開を予想しています。
ただし、ECBの結果次第では1.11を割る展開も考えられると予想しています。
ポンドドル(GBPUSD)
4/12日までに合意案が議会で承認されなければ、「合意なき離脱」ということになりますが、
メイ政権は6月30日までの離脱延期を求めているということで、それに対するEU側の返答次第ではポンドが上がる可能性もあります。
週前半は「離脱延期」への期待から上がって、週後半は「合意なき離脱」への懸念から下がる展開を予想しています。
英首相、6月30日まで離脱延期要請-EU大統領は1年猶予支持か - Bloomberg
豪ドル円(AUDJPY)
今週は米中協議進展期待と指標が良かったことから堅調だった豪ドルですが、米中協議難航という報道で軟調になると予想しています。
特に材料はなさそうなので79.0から79.5のレンジといったところでしょうか。
来週のトレード方針
ドル円、ユーロドル、豪ドル円は戻り売り狙い、ポンドドルは買いで入ってから、売りに転じる方針です。
そろそろユーロドルを売るか
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