先週までは難航と言われていた米中貿易協議ですが、ここにきてまとまるのではないかという観測が強くなってきました。 また、トランプ米大統領が国境の壁建設のために非常事態宣言を出しましたが、政府機関の再閉鎖は回避されたことで、 米株が大幅に上昇しています。来週は株価上昇、ドル、豪ドルが買われる展開になりそうです。
ドル円(USDJPY)
少し前までは難航と言われていた米中貿易協議ですが、トランプ大統領の発言や交渉ために訪中していた米高官が習近平国家主席と会談したことから考えて、
中国側の譲歩によって結局はまとまる可能性が高くなってきました。3/1の期限までに決着がつかなくても交渉期限が延長され、
最終的にはトランプ大統領と習近平主席の首脳会談で決着しそうです。政府機関の再閉鎖も回避されていますので、ドルが買われる展開になると予想されます。
小売売上が予想より悪かったため利下げ観測が出て100円台前半まで下がったドル円ですが、111円を目指して上昇すると思います。
トランプ大統領、米中協議「真の合意近づく」=構造改革では溝残る
ユーロドル(EURUSD)
ドイツ経済の減速と依然として収束しないフランスの黄色いベスト運動で軟調な状況が続くと予想しています。ショートカバーなどで一時的に反発することもあるでしょうが、
上がったら売るという「戻り売り」で行けるでしょう。1.13を超えてきたら売って行きたいところです。
ポンドドル(GBPUSD)
金曜日にはポンドがかなり戻しましたが、EU離脱(ブレグジット)に関してはメイ首相は再交渉すると言っているようですが、EU側が再交渉には応じないと思われるため、 メイ政権が続く限り「合意なき離脱」以外の選択肢はないのではないかと思っています。 離脱延期や離脱中止の可能性もゼロとは言えないので上げに対しる注意も必要ですが、当面はポンドが大幅に上昇する可能性は低いでしょう。1.29を超えてきたら売りでしょうか。
豪ドル円(AUDJPY)
豪ドルは利下げもありうるということで下がってましたが、米中貿易協議進展に対する期待もあって上昇に転じています。原油価格も上昇しているようですし、
しばらくは堅調な展開になるのではないでしょうか。1豪ドル80円ということもありそうです。
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