注目の米中協議は覚書が用意されているという報道もあって順調なようですが、 豪ドルは利下げ観測と中国が豪州産石炭の輸入を禁止したというニュースによって予想外に大幅に下落してしまいました。
ドル円(USDJPY)
これまでは上値が重い展開になっていますが、米中協議は順調なようです。すでに3/1の交渉期限が延長され3月中に米中首脳会談が行われることが明らかにされており、
更にポジティブなニュースが次々と出てくると思われます。それを受けて株価も上がってますので、ドル円は111円台に載せてくると予想しています。
米中協議、首脳会談で決着へ 貿易摩擦解消へ最終局面
ユーロドル(EURUSD)
欧州経済については悪化すると予想されていて本当なら下がりそうですが、何故かユーロが強い状況が続いています。おそらく投機筋の買い仕掛けでしょう。
金曜日の取引でもある程度の利食い売りは出たようですが、大きくは下げていないので来週も堅調な状況が続くと予想しています。1.14まで上昇することも考えられます。
ポンドドル(GBPUSD)
今週はブレグジット関連で何らかの進展があるという期待なのか、単なる投機筋の買い仕掛けなのかは不明ですが、ポンドは大きく上昇しました。 来週もブレグジット関連で会談などのイベントが予定されており、大きく下げる展開にはなりにくそうです。場合によっては、1.31を超えて1.32を目指すということも考えられます。 ただし、合意なき離脱への懸念が無くなったわけではないので、逆指値注文を出しておくなどの急落への備えは必要でしょう。
豪ドル円(AUDJPY)
豪ドルは利下げ観測が浮上していることと中国が豪州産石炭の輸入を禁止したというニュースによって大きく下落しました。
中国政府が豪州産石炭の輸入を全面的に禁止したというわけではないということで、それなりに戻していますが、
利下げ観測が残っているためか全戻しということにはなっていません。
しかしながら、オーストラリア中銀の関係者が利下げを否定するコメントを出せば大きく上昇し、80円ということもありえるでしょう。