2016年1月22日金曜日

ドラギマジックでユーロが急落、更なる追加緩和を示唆

21日の記者会見でECBドラギ総裁が、年明け以降、新興国の成長見通しや金融、商品(コモディティ)市場の混乱、地政学リスクなどをめぐる不透明感が強まる中で
「下振れリスクが再び高まった」「そのため次回3月初旬の理事会で、金融政策スタンスを見直すとともに、おそらく再検討する必要がある」と発言。3月の追加緩和を示唆したことでユーロが急落し、ユーロドルは一時1.08を割る展開(現在は1.08後半で推移)となりました。

12月のECB追加緩和は市場関係者の期待はずれに終わったことからユーロが急騰しましたが、今回さらなる追加緩和が示唆されたことで、3月まではユーロが上がりにくい展開になりそうです。ただし、3月追加緩和示唆でこの程度の下落ならこの水準からさらに下がるということもなさそうですが。

また、ECBが追加緩和をするなら日銀も追加緩和をするのではないかという期待がでてくるのは間違いないでしょうから、ドル円も円安傾向になる可能性が高いでしょう。

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